日本橋大勝軒＠小伝馬町　「ラーメン＋半チャーハン」

愛しさと
切なさと
心強さと

それが重なることって
この世の中では
極めてレアであるように

敷居の高さと
値段の高さと
選び難さと
居心地の悪さと
スープの甘さと

もう一度
ムダに値段の高さと

まあ
高くて甘くて
意味の不明の一杯だったけど

歴史があるってのは
ヒジョーに恐ろしい
ってなお店に
釣られて入ったのはいつの日か


大喜再開のあとに
このあと一杯どうスカね？
なんて画伯に誘われて
ノレなかったのはザンネンだったけど

そんな画伯が
大喜の後に
あえて組み込んでみると聞いて




一度は　ね




もう
この近辺で
「大勝軒」を冠されると

どれがどれで
どこがどこのことかと
ナビタイムが迷い殺して
切なさを殺せませんけど




なんつーかな
統一性の欠如と言いましょうか




一択しかないだろうに
なんて思ってお店に入ると




中のメニューには
肝心のセットの表示が欠落しているという

もちろんネラって
ヤってるんでしょうけど
善意ってのありますか
なんつてね


ちょいと今風に
ケバったお店のおねいさんは
厨房サイドとハデにくっちゃべっていて

この
値段に見合わないユルさってのが
どーにもこーにも
引っかかって仕方ないワケだけど

ガラーンと
オレひとりの店内
窓際でふと外を見ると




コッチだったかー！！

大トロの街中華が
据え膳食わぬは男の恥とばかりに
大股を開いていたりしてね

ぶつけてみた
ぶつけられた
なんてな
双方の意識が
あるのかないのか

まあ
双方が
良い意味
悪い意味
敵とも思ってないのだろうけど




五目のはずのオレが
わき目もふらずに
一択セット




単品では存在しないという
この殺風景




逆に上品でもないという
この違和感




記憶よりは甘くなく




記憶よりも細くエッジに




静謐といよりは
やはり
どこぞ空虚で
貧相に映るこの水面




超激安く食わせてやってんだから
オマエ感謝しとけよ！！感
嗅ぎ取らずにはいられなく

チャレンジの赤羽に大して
チャレンジの欠片も感じない
常に上からの蔑むような目線

いくつもの意味で
高いお店

いやもとい




高スギるお店

それではヤってイケないだろうと
民意が固まることを
祈らずにはいられないこと甚だしく




やはりオレ
コチラのサイド

改めて立ち位置を
確認するまでもなく






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